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ラスクは貧乏庶民の友が進化「ミニクロワッサンラスク」レモン風味

ラスクとは?…貧乏庶民の友が進化

フランスパンのラスクは、よく見かけますね。

クロワッサンのラスクはフランパンのような形状ではないので、どんな感じ?と思って購入しました。

まず、“ラスク”の正確な意味を知りたいと思い調べました。

“ラスク”とは、パンを作って食べる高級階層の方々にパンを提供する職人さんが、サンドイッチなどのエレガントな料理になり損ねたパンの端切れを捨てないで加工したもので、成形されたパンすら食べられない「貧乏庶民の友」がラスクとされています。

パンの端切れを調理して貧乏人にいきわたるように加工したのが“ラスク”だったのです。

日本では、昭和6年に中村屋が売れ残ってしまったパンを苦心して“ラスク”にして販売したのがはじまりです。

売れ残った高価なパンを再利用して、パンの原価に近い値段で売ったため、普段はパンを購入できない庶民は店頭に並んで大盛況だったようです。

中村屋では昭和40年代になって、ちっちゃな食パンのような形で販売し、甘すぎずカリっとした歯触りで売り出され、現在の“ラスク”に近づいています。

現代の人気のラスクは、フランスパンを焼いて薄く切り、バターをぬってから様々な味を楽しめるような商品で売り出されています。

甘口タイプは、グラニュー糖やメープルシロップなどをまぶし、ティータイムのおともとして喜ばれています。

ガーリックやスパイスを効かせた辛口のものは、食事やお酒のおつまみでも人気があり、味のバリエーションが大変増えました。

そして、昭和にはなかったオシャレな味が増えた上に、形もキューブ状のものから、今回購入したようなクロワッサンラスクまであって進化しつつあります。

高級パンの残り物から、“ラスク”のための生産体制にまでなり、ラスクは残り物を加工したエコな商品から独立しておいしさを追求されるパンになってきました。

固くなったパンを食べるために工夫されたものでしたが、“ラスク”二度焼きしているため、独特のカリッとした食感があって、水分含量が少ないため保存性も高いことから、これからも進化していくのでしょう。

ひと口サイズの「ミニクロワッサンラスク・レモン風味」

一般的なラスクは、食パンやフランスパンを使っているものが多いですが、クロワッサンタイプのものも街で見かけるようになりました。

今回は街の雑貨屋さんで、とてもおしゃれにディスプレイされていて、POPもかわいく丁寧に書かれていたので、購入しました。

私は、店舗の改装や企画などの仕事をしていたので、店が手間をかけてメッセージを伝えているのをかんじると、ついつい買ってあげたくなっちゃいます。

今回購入した「ミニクロワッサンラスク・レモン風味」は、クロワッサンを焼き上げて、その後にフレーバーを絡めて味付けをしています。

キャラメルなど様々な味がありますが、レモン好きな私は“レモン風味”を食べてみたいと思い即買い!

レモンの風味が豊かに仕上がっている「ミニクロワッサンラスク・レモン風味」は、小さなクロワッサンを更にひと口サイズにカットされていました。

ラスクのなかには、とにかくかたく焼きあげられたものがあり、食べづらさを感じることがあります。

「ミニクロワッサンラスク・レモン風味」はかたい食感ではないため、パクパクつまんで食べられるのがポイントです。

ラスク…というイメージがちょっと変わりました。

商品情報

  • 名称:焼き菓子
  • 原材料名:小麦粉、マーガリン、砂糖、パン酵母、植物性たん白、食塩、レモン果汁加工品(果糖ぶどう糖液糖、レモン濃縮果汁)、酵母粉末、/香料、乳化剤、着色料(くちなし)酸味料、イーストフード、VC、VE
  • 内容量:60g
  • 賞味期限:別途商品ラベルに記載
  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
  • 製造者:株式会社社蔵家
  • 価格:348円

小腹が空いた時や、おやつタイムにぴったりです。

貧乏庶民の友が進化して、ラスクのためにパンを焼くような時代になっています。

おいしくいただきましょう♪

 

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