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6.302017
食中毒予防「新生姜の甘酢漬け」と夏の美容食「ガリレモン寿司」簡単レシピ!
朝から雨が降ってムシムシしていて、昼食が食べる気持ちではなかったので、今日はお昼ごはんに「ガリレモン寿司」を作りました。
2歳の孫もガリをお寿司にするとパクパク食べちゃいます。
食欲がない…そんな時に作ってみてくださいね。
お酢を使っている「新生姜の甘酢漬け」を使うので食中毒の予防にもなりますし、レモンで美容にも良いというお寿司です。
生ショウガは体を冷やす!夏の食欲増進食材!
東洋医学では「生薬」として薬膳料理にもよく使われる「生姜-ショウガ」
体を温める目的として冷え性の方は「生姜の紅茶」など飲まれる方が多いのではないでしょうか?
生しょうがを使った場合は、飲んだ後には体が温まった気持ちになりますが、その後は体を冷ましてしまうのです。
生の生姜に含まれるジンゲロールには、解熱作用・殺菌効果があって、体内の熱を取り除いて体の表面を温めてくれる効果になります。
体を芯から温める目的の場合は、生姜に「熱」を加えてください。
生の生姜のジンゲロールが熱を加えることで「ショウガオール」という成分に変わり、血流を高めて、体を芯から温めてくれる効果に変わるのです。
生のものか、火を通したものかは、それぞれ自分の健康に合った目的なものを考えて食べなければ、全く逆効果になってしまうのです。
夏は体の熱を冷ましてくれる生で、冬は体の芯から温めてくれるように火を通したものなど、「生姜」は季節や体調によって使い分けることが重要です。
夏に向けて爽やかな生姜とお酢で食欲増進を!
ジメジメした湿気の多い梅雨や夏!
梅雨からは「お酢」と「生姜」の爽やかな味と香りがあるお料理がおすすめです。
梅雨から夏・秋へと生の生姜が活躍するのは、ショウガオールの成分から、体内の熱を取り除き体の表面を温めてくれる効果です。
更に食中毒予防のためにも、お酢のもつ殺菌作用を利用した食事を心がけるようにしていると、気の巡りも良くなります。
お寿司屋さんに行くと必ず「新生姜の甘酢漬け-ガリ」が添えてあります。
生のお寿司のための食中毒予防として「新生姜の甘酢漬け-ガリ」があるのですが、自宅でも同じ目的でガリ数枚を、食中毒が心配な季節には食べられるようにしておくのをオススメします。
梅雨の時期になると「新生姜」が青果コーナーに並びますね。
植物って季節の変わり目には、その季節にあった効能があるのですが、梅・らっきょう・新生姜などは、日本の療養食を支えてきた食材ですね。
私はらっきょうと新生姜は同じ日に作っています。
関連記事:らっきょう1日1回ガン予防!食物繊維摂取量がグ~ンとアップ!簡単レシピ!
「新生姜の甘酢漬け-ガリ」は生姜とお酢を合わせていることで、療養食であり常備食になっています。
それぞれの効能を活かして、梅雨から常夏…そして秋まで、食中毒予防にガリを1~3枚食べるといいですよ♪
「生姜」の効能
- 殺菌効果
- 解熱
- 咳止め
- 風邪の予防
- 胃の調子を整える
- 血行を良くする効果
「お酢」の効能
- 血糖値上昇の抑制
- 美肌効果
- 疲労回復効果
- 冷え性改善効果
- 殺菌作用
- カルシウムの吸収補助
- 内臓脂肪の減少
- ダイエット効果
※生姜の一日の理想摂取量は10g程度(親指の爪程度の大きさ)で十分だそうです。
新生姜の甘酢漬けとガリレモン寿司
「生姜の甘酢漬け」には「生姜」と「お酢」両方の効果が期待でき、双方の相乗効果が得られるため、大変身体によい食材となっています。
【材料】
- 新生姜 約400g
- 塩 小さじ1
- 甘酢液
・お酢 200cc
・砂糖 50g~80g
・塩 小さじ1
【作り方】
- 保存ビンを煮沸消毒しておきます。
- 甘酢液の材料を全部なべに入れ中火にかけ、砂糖と塩が溶けたら火を止めて冷まします。
- 生姜を軽くこそげ取り、繊維に沿って好みの薄切りにします。
- 薄切りにした新生姜に、塩小さじ1をまぶし、5分置いておく。
- 塩をまぶした新生姜を、熱湯で10秒~1分湯がきます。
・ゆで時間が短いと辛くなりますがシャキシャキしています。
・長いと辛みがぬけますが柔らかいクタクタ感じになります。 - 湯がいた新生姜をザルにあけて、キッチンペーパーなどで水気をしっかり切ってください。
- 保存容器に水気を切った新生姜を入れ、冷めた甘酢液を入れます。
- 半日以上時間をおいて、新生姜がしんなりとしてきたら、出来上がり!
新生姜の赤い部分も使うと、ピンク色のきれいな甘酢漬けになりますよ。
気温が上がり体が火照って湿気を体にこもらせているような感じで、食欲がなくなっている時にお酢やレモンは爽やかなので、食べることができます。
そして、殺菌作用がある甘酢漬けのガリと夏には多く摂取したいビタミンCでさっぱりしている「ガリレモン寿司」は食中毒予防にもなるお寿司です。
ご飯にレモンを入れることに抵抗がある方もいらっしゃいますが、夏のご飯やおかずなどには、お肌の栄養も考えて柑橘類のビタミンCをいっぱい使うようにしましょう。
【材料】
- 炊き立てのご飯 2合
- きゅうり 1本
- 新生姜の漬物きゅうりの半分
- レモン1個
- しそ 5~8枚
- 白ごま(大2-好み)
- お酢 大2~3
- 砂糖 大2~3
飾り:レモン輪切り・しそ・プチトマトなど
<下準備>
きゅうりは輪切りにして塩を振ってしばらく放置してしんなりするのを待ちます。
新生姜は輪切りやみじん切り・千切りなど好みに切っておきます。
シソは千切りにしておきます。
レモンは飾り用に輪切り1枚を用意して、果汁を大さじ2杯分作っておきます。
<合わせ酢>
お酢・砂糖・レモン汁を合わせます。好みで合わせるものをプラス
<仕上げ>
炊き立てご飯に合わせ酢を混ぜます。
きゅうりを絞って・新生姜・しそ、ごまをご飯に混ぜて出来上がりです。
好みで、レモンやシソ・プチトマトなどを好みで飾ってくださいね。
生姜甘酢漬けの他に、みょうが酢などにかえても美味しいですよ。